2015/03/15

「横浜マラソン2015」 サブ4達成なるか?!

「横浜マラソン2015」(3/15開催)を走ってきました!
長文です。

さてさて、私にとっては、5年前(2010)に東京マラソンを走って以来のフルマラソンになります。
実はレースとしてだけでなく、練習も含め30キロ超の距離を走るのはその時以来です。(^^;

そして、その5年前の東京マラソンで一度だけ達成した「サブ4」を、50歳代になってからまた実現してやろう、というのが個人的なミッションであります。(^^;;; 



「4時間」という明確な目標タイム実現のために、先日の青梅マラソン後、周囲の皆様からのアドバイスに従い、30kmまで5:30/kmで進み、残りの12.195kmを最小限のペースダウンで抑えよう、という作戦をとることにしました。

で、自分の「ペース感覚」なんてまったく信用できないし、横浜マラソンでは(ビル街や高速道路の高架下を走るので)GPSの距離表示が不正確になると予想していたことと、1キロごとに公式距離表示があることを事前に知っていたので、ストップウォッチで1キロごとのスプリットタイムを見ながらペースを管理しようと決めていました。
そのための道具として、5:30/km で走った時の1キロごとのスプリット表を作り、雨に備えてちゃんとラミネート(パウチ)加工して手袋にセットし、ずっとそれを見ながら走りました。(^^;

【スタート】

参加者2万5000人だそうで、スタートブロックはA~Gまであり、私はCブロック。人数比は未確認ですが、まぁイメージ通り、全体の真ん中よりは少し前の方なのかな?って位置からスタート。
自分がスタートラインを通過したのは号砲から8分以上後でした。

大混雑の中、ランニングポリスを発見。眼光鋭く警戒しながら走ってたけど、ちょっと実効性には疑問かな。
別なところでサイクルポリスにも出会いましたが、混雑の中では邪魔なだけ! 一歩間違えば将棋倒しとかの事故原因にもなりそうな雰囲気でした。 もちろん、混雑区間以外では有益でしょうけれど。

スタート後しばらくは混雑のために設定ペースよりは遅くなるとは分かっていつつも、ストップウォッチとペース表によって1秒単位で管理できてしまうと、最初の1キロ通過が 5:55 (予定より25秒遅れ)、2キロ地点では 11:47 (47秒遅れ)、、、と遅れがどんどん蓄積していくことが凄く気になる。。。(^^;

5キロ地点で早くも1分近い遅れになって焦りを感じ、ついつい我慢できず(^^;;、まだまだ混雑している中をペースアップして借金を回収し、むしろ数十秒の貯金を作っておくことにしちゃいました。 
(そういう意味の忍耐力が不足している人なんです。。)

10キロ地点で予定タイムより32秒先行、12キロ地点で60秒先行、、、としたあたりで「あ、いかんいかん」とようやく我に返り、当初の設定ペース、、というよりも1キロポストごとのラップタイムが 5:205:30くらになるように、ストップウォッチと予定スプリット表を見ながらラップを刻んでいきました。

【前半~折り返し】

他の参加者の皆さんも書いているように、途中の応援イベントや給水場の出し物(?)が充実していました。
利用しない給水所は逆サイドを走るようにしていたので気付いた時には遅かったんだけど、スーツに蝶ネクタイのバーテンダーが、ミント(?)の葉っぱを浮かべた透明コップで給水をしてくれているのは、取りたかったなぁ。

「ラッキー給食」と称して横浜名産品(?)などをあちこちで出していたけれど、手が汚れたり喉に詰まってむせたりしそうな気がして私は一度も利用しませんでした。
でも、眺めて通過するだけでも楽しいし、良い企画ですね。 
あ、唯一摂った給食として、折り返しの南部市場で配られていた「とちおとめ(イチゴ)」はすごく美味しくって、後半に向かってのリフレッシュに最適でした。

そんなこんなで、ハーフ地点のタイムは 1:54:42。 予定スプリットは 1:56:02 なので、80秒の先行。 
まぁこんな感じで行けば、まずまずの結果になるのではないかと気持ちに余裕が出てきました。
自分にとってひとつの不安要素だったのは、ハーフの距離を過ぎるあたりでの突然のパワーダウンだったのですが、今回はこれがなかったので、やはり前半を抑え気味に走った効果なのでしょう。

さて、折り返して復路の目玉は首都高速神奈川線。
高速入口って結構な急坂なんだねぇ。どうりで「ランプ」と言うわけだ、とすごく納得しながら登り切って視界が開けたら、遠くに霞んで見えるランドマークタワー。。。 
うへっ、あんな遠くまで帰らないといけないのか~! まさにランドマークだよね、とこれまた納得して走りますが、緩やかなカーブに対してかなりバンクが付いていて走りにくい~。

高速道路区間は多くのランナーに不評だったようですが、バンクのことを除けば、近景は単調なものの、視界が広く遠くまで見通せるので解放感があって私はイヤじゃなかったです。
むしろ、往路の高速道路高架下を走り続けるのが窮屈で退屈でした。 天候によっては全然反対の感想になったでしょうけど。

【30キロ】

5:30/kmのペースでの30km地点の予定タイムは 2:45:00になります。
実際の到達タイムは約90秒早めの 2:43:28でほぼ計画通り。 

先日の青梅マラソン(30km)のゴールタイムとわずか1秒違いだけど、ヘロヘロでゴールした青梅の時と比べたら明らかに良い調子。
でも、「サブ4」達成のためには、ここからの 残り12.195kmを、どう走り切れるかが文字通り、最大のヤマ場になります。

首都高を降りて景色も変わり、気分転換にはなったのですが、徐々に脚が重くなってきて、それまでは「抑えて」走っていたはずのペースが、「頑張ってキープ」している状態になってきました。

【35キロ】

本牧埠頭D突堤のエリアに入り、その奥でまっすぐ折り返してくるので、両方向にランナーが走る区間なのですが、給水や応援パフォーマンスの人たちからの声援がモノ凄い。
このエリアは一般応援客は立入禁止なので、ここにいるのは全て、ある意味「動員されている人たち」なわけですが、本当に熱心に声を張り上げて応援してくれている事に頭が下がります。

実は、2月に「横浜マラソンプレイベント」に参加した時、運営スタッフ(横浜市職員?)が「D突堤の応援を楽しみにしていてください」と言っていました。

多くの人が一番つらいと感じる35キロあたりを最大級に盛り上げた応援にしよう、という意図なのでしょう。
このことだけではなく、横浜マラソンの運営全体にそういうちゃんとした意図や狙いを感じることができ、さらに、それがボランティアスタッフの人々に正しく伝えられ、実践されている事に、とても好感を持ちました。 ホントに素晴らしいことだと思います。

その応援パワーを、なんとか自分のモノにしたくて、ハイタッチしたり手を振ったりしながら走っていたのですが、35キロを過ぎ、本牧埠頭を出たあたりでは、いつの間にかヨタヨタと情けなく走っている自分に気付いたので、「オリャぁぁ~!」と気合いを入れ直し、姿勢を整えて、前を見据え、腕をしっかり振り、、、、でも数分後にはまたヨタヨタ走りに戻り(^^;、、、、という事を繰り返していました。

【40キロ】

正直なところ、本牧埠頭から山下公園あたりまでの 3540km区間の覚えがほとんどありません。。。  マリンタワーが見えてきて、やっと40km地点だぁ~、というくらいの記憶。

残りたったの3キロ程度なんだし、いちばん横浜っぽさを満喫すべきところだってぇのに、実際には、その復路の山下公園の前あたりが一番きつくて、イヤイヤながら脚をただ交互に前に出しているだけでした。
自分はほとんど地面しか見ていなかったけど、今思うに、ここを爽快に駆け抜けることができていたら、さぞかし気持ちが良いだろうなぁ~。
また横浜マラソンを走る機会があったら、ぜひそれをテーマにしたいくらいです。

【フィニッシュ】

その後は、「復路に赤レンガ倉庫の前なんて通ったっけ?」と思うほど、地面と残り距離の表示しか見ずに走りました。

ただ、最後の最後の数百メートル(?)に気合を入れてスパートしたらアッと言う間に終わっちゃったので、そんなことならもうちょっと手前で気合を入れ直すべきだった、、、と後でタイムを見たときには思いました。

フィニッシュゲートの向こうに横浜ベイブリッジを望む、海に向かってのゴールはなかなか素敵なセッティングなんだけど、実際のランナー目線ではそんなものは目に入らず、、、、むしろゲート抜けた先には狭いスペースに行き倒れのオヤジ達たちがゴロゴロと転がっていて、ちょっと異様な光景でした。(^^;;;

さてさて、肝心なゴールタイムは速報値(ネット)ならびに自分の手元計測で、3時間54分41秒でした。
目標としていた「サブ4」達成で~す♪

ただ、、、号砲からスタートライン通過までに8分少々かかったので、私がゴールした時の大時計は4時間を2分ちょっと過ぎてしまっていました。
「サブ4」という言葉にこだわっていたので、せめてスタート位置がもう少し前だったら「グロスでサブ4」って言えたのになぁ~、と悔しがってます。。。

【総括】

5キロごとの内訳はこうなってました。

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 0-5km   0:28:21 28:21 (5:40/km)
 5-10km 0:54:27 26:06 (5:13/km)
10-15km 1:21:27 27:00 (5:24/km)
15-20km 1:48:51 27:24 (5:29/km)
 (Half: 1:54:42)
20-25km 2:16:00 27:09 (5:26/km)
25-30km 2:43:28 27:28 (5:30/km)
30-35km 3:11:46 28:18 (5:40/km)
35-40km 3:41:28 29:42 (5:56/km)
Finish   3:54:41 13:13 (6:01/km)
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前半には温存したほうが、明らかに「脚持ち」が良いことは実感できましたが、やっぱり、総容量(?)として、私の脚は、この体重を42キロ移動させるにはちょっと不足している、という感覚です。

当然かもしれませんが、ハーフや10kmレースと違って、心肺機能的には最後までまったく辛い思いをしなかったので、、50kmとか60kmの距離を移動させることができるくらいの脚持ち能力(容量?)が得られれば、ひょっとして、もう一段階はレベルアップできるのかな?という気にもなりました。

ちなみに、、、5年前の東京マラソンのタイム(ネット)は3時間54分15秒(だっけかな?)なので、微妙にPersonal Best更新にはなりませんでした。

もっとも、この5年の間に重ねた齢と、増加した体重と、低下した運動神経と、呑み重ねた酒量と、その他モロモロの要因を加味すれば、PB更新に匹敵するような気もしています。。。

何はともあれ、目標としていた「50歳過ぎてサブ4(ネット)」達成です♪
カッコ書きを外すためのチャレンジをするかどうかは、、、今のところ未定です。(^^;;;

長文失礼いたしました~。


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