2017/06/23

ガエルネ G-ROUNDは防水シューズではありませんでした

先日防水シューズのつもりで購入した、「GAERNE G-ROUND  (ジーラウンド)」ですが、、、実は防水ではないことが分かりました。

購入時の記事はこちら

購入後、しばらく経ってから、ようやく初めて本格的な雨の日の通勤バイクで使用したところ、足の甲の部分から水が入ってきてしまったのです。
一般道を30分ほど走行して靴を脱いだら、こんな風に靴下が濡れちゃっていました。これは左足。
レインウェアの裾の部分はちゃんと処理していたので、足首のところから雨水が侵入したものではありません。 右足も同様でした。
水たまりに足を突っ込んだとかではありませんし、左右両足とも同じところに浸水しているので「おかしいな」とは思いつつ、製造上の不具合を疑って、購入元(輸入元)に連絡したところ、、、、なんと「G-ROUNDは防水機能があるブーツではございません」との回答がありました。

製品自体に「WATERPROOF」の表示があるのですが、ヨーロッパと日本では防水の基準が違うため、現在は「防水シューズ」としては販売していないのだそうです。。。

元々は「BOA、防水、VIBRAMソール」の「3拍子揃った」が謳い文句だったはずなのですが、、、

調べてみたところ、たしかに、私が購入した時点で、輸入元のホームページにおいては既に「防水」を謳ってはいませんでした。
製品紹介動画でも「BOAシステム、VIBRAMソール、3拍子揃った・・・」と言っており、途中に休符があります(笑)。


その後、されに表記が改められて、(ドライテックを使っているけど)非防水で、「防水機能はありません」と明記されるようになりました。
現在は輸入元の製品紹介ページや Amazonの商品紹介に「防水ではありません」との文言が付け加えられていますので、誤解やトラブルは生じにくくなっているとは思いますが、数年前にこのシューズが新発売された当初のバイク雑誌のレビュー記事や、ユーザーのインプレッションには「防水透湿」の表記があちこちに残っていますので、購入を検討する際にはご注意ください。

防水ではないことが残念でならないのですが、Vibramソールであることも含めて全体的なデザインは好きですし、私からの問い合わせに対する輸入元の対応はとても良心的で誠意あるものでしたし、何と言ってもガエルネ(GAERNE)製ですし、、、防水が必須条件でなければ十分にお勧めできるライディングシューズです。

私が通勤バイク用のシューズに求めているのは、「何がなんでも完全防水」というわけではなく、「雨の日の通勤でブーツカバーを付ける手間は省きたい」という程度なのですが、、、残念ながら、G-ROUNDはその程度の防水機能もありませんでした。

代わりのシューズをどうしようと考えたところ、、、

G-ROUNDの兄貴分的な位置づけである、ガエルネの「GAERNE(ガエルネ) ライディングシューズ ToughGear / タフギア」。
こちらは当初から「防水ではありません」として販売されていますが、
足の甲の部分の形状を見ると、むしろ G-ROUNDよりも雨水が入りにくいのではないかとさえ思います。
でも、「防水ではない」と言っているものを買ってガッカリするのもイヤなので、やめておきました。

結局、この「エルフ(ELF) Synthese 14」を買い直しました。
これについてのインプレッションは、また別記事として書きたいと思います。



2017/06/20

コミネのメッシュジャケットと反射テープ

この夏に備えて、5月の連休明けにメッシュジャケットを新調しました。
毎度のことながら主に毎日の通勤用ですが、もちろんツーリングにも使う前提です。

今回購入したのは、このコミネのメッシュジャケットです。

私は、被視認性(安全のために目立つ)を重要視しているので、ちょっと派手なものにしたく、価格もお手頃だったのでこれにしました。
型落ち(昨年モデル?)ですが、最新モデルにはこういう色が無かったので。

完全に私見ですが、日本のライダーはウェアが地味過ぎると思います。
蛍光色を多く使ったウェアを欧米では「HV」あるいは「ハイビズ」(High Visibility・高視認性)と呼び、たとえば高速道路や空港で働く人たちの作業着が満たすべき基準として、EN471(ヨーロッパ)や、ANSI107(アメリカ)などの規格があります。

そして、バイクウェアにも「ハイビズ」製品があります。
Amazonで検索するとこんな感じ。

調べてみたところ、 日本国内でも東日本大震災以降、ようやく高視認性作業着の重要性が認識され、2015年10月に高視認性安全服の規格として「JIS T8127」が制定されたそうですが、国産のバイクウェアにすぐに反映されることはなさそうですね。

話を戻して、今回私が購入したメッシュジャケットに関して言えば、このカタログ写真ではかなり蛍光色が目立ちますが、実際に着てバイクに乗ると蛍光色は腕に隠れてしまうので、それほど派手ではありませんでした。

コミネ(Komine) バイクジャケット プロテクトフルメッシュジャケット JK-100 
全身メッシュの涼しいメッシュジャケット。 裏地を持たない構造ながら、透けにくいメッシュを使用し、気軽に快適性を得られます。胸部プロテクター標準装備。

もちろん、肩、ひじ、背中にもプロテクター装備です。

ちなみに、これまで使っていた夏用のメッシュジャケットは、RSタイチの製品(RJ230)でした。

既に廃版ですが、現行品ではこれに相当するようです。
RSタイチ(RSTAICHI) RSJ305 クロスオーバー メッシュ ジャケット
 エアスルーメッシュの通気性と軽さ、布帛生地の強さと質感をクロスオーバーし、サマーシーズンでの快適さと安全性の高さを兼ね備えました。

肩やひじのプロテクターは装備されていますが、胸はオプションです。

そもそも メッシュジャケットは、、、転倒や接触の際に自分の体を守るために着る長袖ジャケットを、少しでも涼しくするためにメッシュ素材を使っているわけですが、この「少しでも涼しく」について、知らない人は知らない事実があります。

夏の炎天下では、たとえばTシャツ1枚でバイクに乗るよりも、その上にメッシュジャケットを着ていたほうがずっと涼しく走れるのです。

メッシュジャケットは文字通りメッシュ、つまり網戸のようなものですからバイクで走れば風が通るのは当然として、もうひとつ「日傘効果」が得られるのです。
日傘が直射日光を遮り日陰を作るように、メッシュジャケットは「日陰を着る」ような感覚です。

なので、単に風通しが良いだけでなく、半袖のTシャツで直射日光を浴びるよりもメッシュジャケットを着て走るほうが涼しいというわけです。

逆に言えば、夏場の熱帯夜など、気温が高くても日傘としての効果が得られない時には、メッシュジャケットを着ても風通し以外の涼しさは得られませんので、夜はプロテクターとしての意味だけってことですね。

最近は各社から、多くの種類のメッシュジャケットが売り出されていますので、デザインや予算に合わせて選べるようになってありがたいです。
メッシュジャケットのいろいろ。


さて、再び、今回自分が購入したメッシュジャケットに限定した話に戻しますが、ハイビズ風でフルメッシュというところまでは良いのですが、問題は、、、背中の大きな「KOMINE」のロゴ。。。
この写真はネットで拾ったもので、蛍光色部分が色違い(たぶんレディス用)ですが、とにかく黒地に反射素材の大きなロゴなのでとても良く目立ちます。。。
(なぜ自分のジャケットの写真を使わないのか、理由は後述します)

 コミネブランドは嫌いではありませんが、そこまで大々的に宣伝してあげるのもなぁ。。。(笑)

ロゴを剥がすことや、黒い塗料で目立たないように塗ってしまうことなども考えたのですが、せっかくなので「ハイビズ」にしたく、百均で「反射テープ」というものを見つけたので、これをロゴの上に貼り付けて隠してしまうことにしました。
こんな感じです。貼り付ける前の状態の写真を撮り損ねたので、上では別の写真を使わせて頂きました。

反射テープは、蛍光色の布製テープに銀色の反射材が塗られている感じです。
裏は粘着シート状なので剥離紙をはがせばそのまま貼り付けられます。
たいした耐久性も無いと思われますが、剥がれてきたらまた貼り直せば良い、と割り切っています。
この反射テープを使って正解だったと思っていますが、当初は、「反射タスキ」というものを使おうかと考えていました。 夜間のランニングなどに使うものとして売られています。
反射テープが入手できない場合には参考にしてください。