【リコール】BMW R1200GS など1万2000台、リアホイールが外れるおそれ (response.jpより)
ちょっとドキッとして、内容をしっかり確認しましたが、、、まったく心配する必要は無い、、、というより、むしろ面白がっています。
と言うのも、、、
つい先日の、バイク乗り換え検討中に知ったことなのですが、BMWは某エアバッグメーカーや、他の多くの日本的な企業とは違って、ごく稀にしか発生しないようなレアな事例でも結構軽々しく(?)リコールやそれに準ずるサービスキャンペーンを乱発することで有名だそうですね。
そのことについての意味を、ビジネス的にマジメに考えてみたところ、、、
このやり方は、「安全性を最優先に考えている企業です」というブランディング戦略だと考えられます。
僅かな危険性にもすぐに対応策を講じてくれるので信頼できる、、、というイメージを構築しているわけです。
少なくとも「不具合隠し」や「リコール回避」などの隠ぺい体質とは思われませんよね。
また、リコール対応のためには多額な費用が発生します。
ふつうはそれが企業側に経済的なインパクトを与えるように思うわけですが、無償修理とか言っても結局はユーザーが払ってる車両価格や純正部品代などに転嫁されます。
言い換えると、リコール対応費用を全体のコスト構造に組み入れてあげれば、企業に経済的なインパクトは生じません。 織り込み済み、ってやつですね。
さらに、、、無償修理ってことは、バイク屋さんの作業工賃をメーカーが払うわけですから、リコール乱発戦略はメーカーからバイク屋さん(販売代理店)への利益供与と言えるし、ユーザー車検とか自分でバイクいじりをする人たちをもバイク屋に来させることができるわけですから、潜在顧客の発掘とか新規引き合い創出にもつながるわけです。
「リヤホイールが外れるおそれ」などという「脅し文句」は、ユーザーを「正規販売店」に召集するための、極めて効果的なセールス活動ですね。
・・・たぶん、「新車発表会」よりも有用な顧客データベースを作れる気がします。
いやぁ~、リコール乱発(というか積極的活用?)は実に賢い企業戦略だと思います。
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