バイクのヘッドライトの調光回路の続きです。
このしくみを取り付けようとしている私のバイク(BMW R1200GS) のヘッドライトは、ロービームもハイビームも、55WのH7ハロゲン球が1灯ずつなので、流れる電流は 5A近くになります。
エーモンの「調光ユニット」は、単体では200mAまでの電流しか流せませんので、パワーMOS FETを使って大きな電流に対応できるようにしようと思います。
同じくエーモンの「貼り付けプッシュスイッチ」を使い、プッシュスイッチが「オン」の時だけ、調光ユニットの機能が生きるようにします。 スイッチが「オフ」の時には消灯ではなくフルパワーで点灯するような回路にします。 (バイクのヘッドライトは常時点灯が基本だからです)
エーモンの「調光ユニット」は、単体では200mAまでの電流しか流せませんので、パワーMOS FETを使って大きな電流に対応できるようにしようと思います。
同じくエーモンの「貼り付けプッシュスイッチ」を使い、プッシュスイッチが「オン」の時だけ、調光ユニットの機能が生きるようにします。 スイッチが「オフ」の時には消灯ではなくフルパワーで点灯するような回路にします。 (バイクのヘッドライトは常時点灯が基本だからです)
試作用ブレッドボードの上にFETと抵抗の簡単な回路を組み、プッシュスイッチ、調光ユニット、および H7ハロゲン球を接続します。
オシロスコープで調光ユニットの出力やFETの駆動電圧の波形を見ながら、テスタで回路全体に流れる電流をモニタしてみます。
調光ユニットのダイヤルを回せば、調光ユニットの出力(PWM波形)が変わり、ハロゲン球の明るさと回路全体の電流値も変わります。
ちょうど 1.0Aが流れる状態は、こんな感じ。
約 2.0A流れるようにするとこうなります。
オシロの波形を見ながら、フルパワーの一歩手前にすると 3.1Aくらいの電流になるようです。
フルパワーの状態にしたら、回路全体を流れる電流は、3.3Aになりました。
55Wのハロゲン球なので、本来は4.6Aくらい流れてくれても良いのですが、、、使っている電源(バイク用の古いバッテリー)が弱っていて、電圧が少し下がってしまっているようです。(^^;;;
プッシュスイッチを押して、PWM制御から切り離した時には、消灯ではなくフル点灯することも確認します。
スイッチのパイロットLEDが消灯し、調光ユニットのダイヤル状態に関わらず、ハロゲン球はフル点灯(ノーマル点灯)となります。
電流値がほんの少し減っているのは、プッシュスイッチのLEDや調光ユニット自身の消費電流分ということです。
狙い通りの動作になることが確認できたので、試作用のブレッドボード上に組んでいた回路を、小さな基板上に作り上げます。
なお、パワーMOS FETは、当初は Nchの 「2SK2232」を使う予定でしたが、実際には Pchの「2SJ334」を使うことにしました。
ヘッドライトの調光においては、プラス側(ハイサイド)での制御にしたかったからです。
十分余裕のある使い方をしているつもりですが、念のため、放熱器を付けておくことにします。
実際には、パワーMOS FETは放熱器の裏側に付くのでこうなります。ちなみに、ここで使っているアルミ製のヒートシンクは、Amazonで買ったものです。
一番よく使う(というか私の場合はこれしか使わない)TO-220サイズのものが、10個で490円(送料無料)と、とってもお買い得でしたので、気兼ねなく使えます。
国内在庫の有無は注文時画面表示で(ちょっと分かりづらいけど)ちゃんと判断できますし、国内在庫がある時にはAmazon配送の通常製品と同じように速攻で届きますのでとても便利です。
ちょっと話が逸れてしまいましたが、、、、
ヘッドライト調光回路の中心部分は出来ましたので、次は、いよいよ実際にバイクに取り付けてみる実験です。
バイク(車体)側にも小細工が必要ですので、続きは、また別の記事にて。
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