分かり易いように、取り外した状態がこちら。
一瞬焦ったけど、これは、交換時期を知らせるためのギミックで、パッドのバックプレートに最初から穴が2つ開いていて、ライニングが減ってくると穴が貫通して見えるようになっているわけです。
このバイクのリヤブレーキは、片側ピストンなのでピストンが無い側からはこの穴が見えるのです。
残厚がゼロになった時に貫通するわけでなく、後述しますが、このパッドのライニングもまだ 1.3mm 残っていますので、限界以下まで減ってしまったわけではなく、ちょうど良い交換時期になった、というだけのことです。
1つの穴しか貫通していないところを見ると、わざと異なる残厚で貫通するように作られているってことなのかもしれません。
こうしてパッドを外してみれば一目瞭然なのですが、通常の装着状態でも、センタースタンドを掛けて浮かした後輪を、手で動かしながらちょっと覗き込めば、すぐに気付けるようになっています。 ・・・私は今日まで気付かなかったけど。 (^^;写真だと分かりにくいですが、こんな風に、穴からブレーキディスクの表面が見えるのです。
私はいつもパニヤケースを付けっぱなしなので、この場所は見えにくく、チェックを怠っていました。。。
2枚のパッドを重ねてみるとこんな感じ。
穴が開いた方は残厚 1.3mm、厚い方は 4.0mm でした。
残厚に大きな差があることについて、3年前にこのバイクを乗り始めた当初は、片側にしかピストンが無い「片押し」なので、キャリパーの動きが悪いことによる偏摩耗かと思っていました。
が、そうではなく、1組のパッドなのに最初からライニング厚が変えてあるのです。
なぜそうしてあるのかと言うと、、、(事実かどうか別として)私自身の解釈としては、穴が開いて交換時期を知らせる側のパットが必ず先に薄くなるように、というか、穴が開いた時点で、たとえ偏摩耗があったとしても、反対側(ピストン側)のパッドには必ず十分な残厚が残っている状態になるように、最初から厚めのライニングになっている、ということかと思います。
交換用のブレーキパッドは手元に無いので、この穴あきパッドをもう一度組み付けておきます。
前回(半年前)測ったパッド残厚は 2.4mmで、そこから 3,300kmほど走って 1.1mm減ったので、同じ減り方ならば残厚ゼロまでまだ 4,000km近く使える計算となり、そこまで使い切らずとも、焦らなくても大丈夫そうですが、まぁとにかく交換用のパッドを入手しておきましょう。
今回は、BMW純正パーツではなく、国産のアフターパーツを(このバイクでは)初めて使ってみることにします。
ちなみに、2年前にディーラーで新品交換して使っていたこの純正パッドは Brembo製で、価格はリヤ 1セット 9,000円でした。(部品番号: 3421 7660 281)
ベスラ(Vesrah)のシンタードメタルを初めて購入してみることにします。 GSのリヤ用パッドの型番は、VD-947/2JL です。 純正品のちょうど半額くらいの価格になります。 昔から街中のバイク用品屋さんで見かけますが、会社名的に、勝手にヨーロッパのどこかの国のメーカーかと思い込んでいました。 実は古い日本企業だということをつい最近知りました。。。 |
フロントのブレーキパッドの残厚も測ってみました。
左右2セット、計4枚のパッドを取り外さない状態で簡易的にノギスで測っただけですが、すべて、約 4.0mmでした。
いつもの、自宅前整備場です。。。ついでにタイヤの溝も測定しておきます。
リヤは 3.0mmでした。
1年半ほど前の新品装着から 10,000kmちょっと走ったところです。 新品時の溝は 8.0mm でした。
フロントタイヤの溝も、 残り 3.0mmです。 新品時は 5.0mmでした。
交換用のブレーキパッドが届いたらまた作業予定です。
そろそろ、オイルの交換時期だし、12ヶ月点検時期なのでちょうど良さそうです。
通りすがりの者です
返信削除ベスラ製のパット、踏み込んだタッチ感いかがなモノですか?
BMW純正はロングライフとも聞いた事がありますが
今は12000円ぐらいする純正品、やっぱり財布にキビしいし
コスト面から思案中です
コメントありがとうございます! ベスラのパッドは、正直なところあんまいタッチは良くないです。 カッチリ効くというよりは、むにゅ~、という感じでしょうか。 逆に言えばやんわりとしたブレーキングということなので、スムースなコントロールをし易い、という気もします。
削除ライフについては、純正よりも減りが速そうな印象ですが、これはまだよく分かりません。